ソン・フンミン

所属
背番号 7
ポジション FW
生年月日 1992年07月08日(31歳)
身長 / 体重 183cm / 79kg
国籍 韓国

ソン・フンミンの情報

孫 興慜(ソン・フンミン、손흥민、1992年7月8日 - )は、韓国のサッカー選手。孫 興民表記の報道も見られる。プレミアリーグ・トッテナム・ホットスパーFC所属。ポジションはフォワード。2010年より韓国代表に選出され2018年からは代表で主将を務める。UEFAチャンピオンズリーグとプレミアリーグのアジア人最多得点記録保持者であり、ブンデスリーガで活躍した車範根の欧州リーグ公式戦通算得点記録121ゴールを超えたアジア人欧州リーグ通算最多得点記録保持者である。

生い立ち

父親はKリーガーやU-23サッカー韓国代表としての経験もあるソン・ウンジョン(朝鮮語版)である。孫興慜は小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、父から直接指導を受けるという韓国では珍しい経歴を持っていた。父のウンジョンは韓国では主流の結果重視の指導とは異なり、試合の勝敗にはこだわらずにパスやドリブルなどの基本的な動きを集中的に身につけさせる指導を行っていた。

2008年東北高等学校在学中夏にKFAが主導で行っている優秀選手海外留学プログラムの第6期生として金敏爀、キム・ジョンピルと共にハンブルガーSVU-17チームに加入。中心選手としてリーグ戦15試合に出場し9得点を挙げた。さらに活躍が評価され、翌年の5月9日には1つ上のカテゴリーであるU-19チームでリーグ戦に途中出場した。シーズン終了後に一旦帰国し、母校である東北高校に戻った。

クラブ経歴

ハンブルガーSV
2010年1月、ハンブルガーSVへ正式に移籍した。なお契約期間は4年で、移籍後はトップチームではなくU-21チームのメンバーとして出場し国内カップ戦で活躍した。このシーズンはU-19のリーグ戦で11試合に出場し6得点を挙げ、4部リーグに所属するセカンドチームでは6試合1得点の成績を残した。

2010-11シーズンのプレシーズンマッチでは9ゴールを記録したが、開幕前のチェルシーとの試合で左足指を骨折して手術を受け、開幕を待たずにチームを離脱した。2010年10月30日の1.FCケルン戦にて初出場、初スタメン、初ゴールを記録した。ブンデスリーガ公式サイトにて前半戦最も良いデビューを果たした選手に選出され、また、FIFA公式サイトの10代の有望選手を挙げる読者参加型ページにおいて選択対象となる23人の中の1人として名を連ねた。

2012-13シーズンは先発に定着し、リーグ戦33試合出場で12得点をあげるなど飛躍の年となった。特に前年王者のボルシア・ドルトムントからはホーム・アウェイの2試合で計4得点をあげた。

レバークーゼン
2013年6月13日、チェルシーFCに移籍したアンドレ・シュールレの代役としてバイエル・レバークーゼンへの移籍が決定した。レヴァークーゼンで2年連続の二桁ゴールを記録した(ブンデスリーガでは3年連続二桁ゴール記録)。

トッテナム・ホットスパー
2015-16シーズン
2015年8月28日、5年契約でイングランドの トッテナム・ホットスパーへ移籍した。背番号は7番。移籍金は中田英寿がローマからパルマへ移籍した際のものを抜くアジア人歴代最高額となる3000万ユーロ。9月17日のUEFAヨーロッパリーグ、カラバフFKとの試合で2ゴールを記録。9月20日のクリスタル・パレス戦でプレミアリーグ初ゴールを記録した。

2016-17シーズン
昨シーズン高額の移籍金で移籍してきたものの、途中出場やベンチが多く、シーズン前には移籍の話があったが、2016-17シーズンが始まると9月にはストーク戦で2ゴールを記録するなど、プレミアリーグ月間最優秀選手に選出された。3月12日、FAカップのミルウォール戦ではハットトリックを達成している。4月9日のワトフォード戦では2得点を挙げ、マンオブザマッチに選ばれた。4月には初のプレミアリーグでの二桁ゴールを記録すると同時に、自身2度目の受賞となるプレミアリーグ月間最優秀選手に選出された。トッテナム出身としては歴代7人目のプレミアリーグ月間最優秀選手の複数回受賞者となった。5月18日、延期されていた第34節のレスター戦では2ゴールを決め、リーグ戦、カップ戦などを合わせてシーズン21ゴールを達成した。

2017-18シーズン
9月13日、ボルシア・ドルトムントとの対戦でシーズン初ゴールを決め、3-1での勝利に貢献。リーグ戦では10月22日にウェンブリーで行われたリヴァプールFCとの対戦で、ケインのアシストからシーズン初ゴールを決め勝利に貢献した。11月5日のクリスタル・パレス戦においては決勝ゴールを決め、勝利の立役者となった。12月9日のストーク・シティ戦では1ゴール1アシストの活躍で、5-1での勝利に貢献、スカイスポーツ選出の同試合MVPに選ばれた。12月13日のブライトン戦でもゴールを決め、2-0での勝利をもたらした。12月26日のサウサンプトンとの対戦でもスパーズの4点目を決め、5-2での勝利に貢献した。2018年1月14日のエヴァートン戦では先制点を決め、ケインのゴールをアシストするなどエヴァートンを圧倒する存在感を示しスカイスポーツの採点で9点、マンオブザマッチにも選出された。3月4日のハダースフィールド戦で2ゴールを決め勝利に貢献、プレミアリーグで2年連続2桁得点を達成した。2017年のAFCアジア年間国際最優秀選手に選出。2015年に続く2回目の選出により同賞設立後、初の複数回受賞者となった。

2018-19シーズン
アジア大会への参加のため出遅れたものの、11月24日のリーグ13節チェルシー戦にて、ハーフライン付近からドリブルを開始し5人を抜き去ってシーズン初ゴールを決めた。12月にはエヴァートンFC戦とAFCボーンマス戦でともに2ゴールを記録するなど復調し、さらに上述のチェルシー戦で決めたゴールがプレミアリーグ11月の最優秀ゴールに選ばれた。4月3日に行われたクリスタル・パレスFCとのリーグ戦では、55分にトッテナムの新スタジアムであるトッテナム・ホットスパースタジアムにおける歴史に名を刻む第1号ゴールを決めた。さらにUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16準々決勝マンチェスター・シティFC戦の1stレグでは78分に先制点を挙げて新スタジアムのCLファーストゴールを記録し、これが決勝点となった。さらに2ndレグでは2ゴールを決めてトッテナムのクラブ史上初となるチャンピオンズリーグベスト4入りに大きく貢献した。その後チームは決勝まで勝ち進み、リヴァプールとの決勝戦でも先発出場、同胞のパク・チソンに次ぐ、アジアで史上2人目のCL決勝戦に出場した選手となった。試合ではトッテナムの攻撃陣の中心として活躍したが、0-2で敗戦。トッテナムは準優勝となった。3月、ロンドン年間最優秀選手賞を受賞した。5月4日のプレミアリーグ・AFCボーンマス戦では、前半終了間際にジェフェルソン・レルマとの競り合いで激昂、思わずレルマを突き飛ばしてしまい、自身2度目の退場処分を受けた。シーズン終了後、クラブ年間最優秀選手賞・ジュニア世代選出クラブ年間最優秀選手賞・サポーター選出クラブ年間最優秀選手賞の個人賞3つを獲得し、さらに前述のチェルシー戦で決めた独走ゴールが年間最優秀ゴールに選ばれ、クラブ個人賞を独占しての4冠を達成した。

2019-20シーズン
前述のボーンマス戦でのレッドカードにより開幕2節は出場停止。9月14日のリーグ第5節クリスタル・パレス戦でシーズン初ゴールを含む2ゴールを記録した。10月21日、 2019年バロンドールの30人の候補リストに選ばれた。11月3日、リーグ11節エヴァートンFC戦で、アンドレ・ゴメスに対して後方からスライディングを行い、倒されたゴメスは不自然な方向に曲がった右足首を抱えて苦悶した。。居合わせた選手やサポーターはショックを受け、ソンもまた動揺を隠せない様子だった。レフェリーはソンに対し一度はイエローカードを提示したものの、VARの助言により判定が覆り、レッドカードを受け1発退場となった。このプレーで3試合の出場停止を受けたソンだったが、ティム・ケーヒル、ルイ・サハ、ケヴィン・キルバーンなどが、ソンのスライディング自体はレッドカードに相当しないとして非難の声を上げ、トッテナムもFAに対して処分を取り消すよう抗議をした結果、11月5日にFAがレッドカードを取り消す決定を下した。 事故の3日後、4-0で勝利したCLグループステージ・レッドスター・ベオグラード戦で2ゴールを記録したが、1ゴール目を決めた後はゴールを祝福することはせずに、カメラに向かってグディソン・パークで起こったことへの謝罪の意を示した

11月23日、2-3で勝利したウエストハム戦で1ゴール目を決めたが、このゴールはジョゼ・モウリーニョがトッテナムの監督に就任してから初めてのゴールとなった。 12月7日の5-0で勝利したバーンリーFC戦で、自陣深くから相手選手7人をかわしてゴールを決めた。この得点は試合後にモウリーニョからロナウドと掛け合わせて、"ソナウド・ナザーリオ"と称賛され、2020年1月には12月のプレミアリーグ最優秀ゴール、シーズン終了後にはプレミアリーグ年間最優秀ゴールに選ばれ、さらに12月には2020年のFIFAプスカシュ賞にも選ばれた。2月16日、ヴィラ・パークで2ゴールを決め2-3での勝利に大きく貢献した。また、この2得点によってプレミアリーグ通算51ゴールとなり、初めて50ゴールを記録したアジア人選手となった。試合にはフル出場した一方で、キックオフから僅か31秒で右腕を骨折しており、この怪我の影響で数週間の離脱となった。新型コロナウイルスの世界的拡大の影響によるリーグ戦中断期間中に一時帰国し、兵役任務を消化。7月12日のアーセナル戦で1ゴール1アシストを決め、アジア人としては、プレミアリーグで1シーズンに10ゴール10アシストを記録した初の選手となった。シーズン終了後、前年度と同じクラブ個人賞3つ全てを再び獲得し、前述したバーンリー戦のゴールがクラブ年間最優秀ゴールに選ばれ、2季連続のクラブ個人賞4冠を達成した。

2020-21シーズン
9月20日、リーグ第2節のサウサンプトン戦では自身プレミアリーグ初のハットトリックを含む4ゴールを決める活躍を見せ、5-2の勝利に貢献した。なおアシストは全てハリー・ケインが記録し、ソンはリーグ史上初の「同一選手の4アシストから4ゴールを記録した選手」となった。また、プレミアリーグにおけるアジア人選手のハットトリックは2013年の香川真司以来である。10月のリーグ戦3試合ではオールド・トラッフォードでの2ゴール1アシストを含む4ゴール2アシストを記録し、自身3度目となるプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞した。

代表経歴

2009年にナイジェリアで開催されたFIFA U-17ワールドカップではチームトップの3ゴールを記録し、韓国代表のベスト8に貢献した。

2010年12月30日のシリアとの親善試合で代表デビューをした。

2014 FIFAワールドカップで韓国代表として3試合に出場し、アルジェリア戦で得点した。大韓サッカー協会は2014年の仁川アジア大会に孫を出場させる意向であったが、レバークーゼンは孫の出場を許可しなかった。

2015年9月3日の2018 FIFAワールドカップ予選のラオス戦で代表では初となるハットトリックを達成した。

2016年8月、2016年リオデジャネイロオリンピックに韓国代表として出場したが、チームは準々決勝のホンジュラス戦で敗退したため、銅メダル以上で与えられる兵役免除の機会を逃した。

2018 FIFAワールドカップで韓国代表として3試合に出場し、メキシコ戦、ドイツ戦と2試合で得点を記録した。

2018年アジア競技大会男子サッカーに出場し、韓国代表の優勝により兵役免除の恩典を受ける。

2019年AFCアジアカップでは、自身無得点に終わりチームも準々決勝でカタールに0-1で敗れ、敗退した。

エピソード

母国での人気が高く、2019年ギャラップ調査では「韓国人が好きなスポーツ選手」1位に選ばれた。

フランツ・ベッケンバウアーは孫について、「彼はスーパーな選手。私は彼のプレーが本当に好きだ。速くてダイナミックで、ただゴールを決めるだけでなく、本当に美しいゴールを決める。」と称賛している。

かつてJリーグ・アルビレックス新潟でプレーし、現在は全北現代モータースに所属している金珍洙とは親友である。

バイエル・レバークーゼン時代にチームメイトだったハカン・チャルハノールとは犬猿の仲と言われており、2015年にトッテナム・ホットスパーFCに移籍する際、孫がレバークーゼン側の許可を得ずに移籍話を進めた事をチャルハノールが非難したのに対し、孫がドイツの称えを例に挙げて反論。更にチャルハノールからの別れの挨拶を孫が無視したことで、両者の関係は修復不可能になったと言われている。

引用元:wikipedia

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