遠藤航

所属
背番号 3
ポジション DF
生年月日 1993年02月09日(31歳)
身長 / 体重 176cm / 73kg
国籍 日本

遠藤航の情報

遠藤 航(えんどう わたる、1993年2月9日 - )は、神奈川県横浜市戸塚区出身のプロサッカー選手。ポジションはDF、MF。ブンデスリーガ・VfBシュトゥットガルト所属。日本代表。

来歴

プロ入り前
小学1年生の時にサッカーを始める。当時は横浜F・マリノスのファンであり、頻繁に父親と日産スタジアムに試合観戦に訪れていた。しかし、小学5年生と6年生のときにマリノスプライマリーに落選。また中学進学前にも同ジュニアユースを受験したが落選(この際に同学年で共にA代表でプレーした経験を持つ伊東純也も落選している)。他に受かった街クラブに入団するつもりであったが、当時所属していたチームのコーチから「南戸塚中に良い指導者がいるから、部活で続けるのも考えてみたらどうだ」という助言を受け、実際に練習参加をしたところ好印象を抱いたため、横浜市立南戸塚中学校でサッカーを続ける事を決めた。

南戸塚中時代の戦績は県大会で一度だけベスト8まで勝ち上がった程度と目立つものではなく、また本人もトレセンは横浜市で選ばれるのがやっとであった(なお同チームには県トレセンに選出され、後にサンフレッチェ広島のユースに進んだGKがいた)。 そんな中、中学2年時に湘南ベルマーレユースの練習に参加した際当時ユースの監督を務めていた曺貴裁から興味を持たれ、中学3年時には湘南ユースからオファーを受ける。 また同時期に神奈川県中体連選抜に選出され、福森晃斗や進藤誠司などと一緒にプレーをした。

神奈川県立金井高等学校進学と同時に湘南ユースに入団。高校2年時に出場した第64回国民体育大会では神奈川県少年選抜のキャプテンとして優勝に貢献。

湘南ベルマーレ
2010年、湘南ベルマーレに2種登録選手として登録され、Jリーグデビューを果たす。反町康治監督からは「ボールを動かせるし、身長は低いけどヘディングも強い」と評価された。

2011年よりトップチームに昇格。 同時期に神奈川大学人間科学部へ入学するが中退。

2012年、代表戦では結果を残せなかったが、チームでは19歳ながらキャプテンとなり、またPKキッカーを任されディフェンダーながら7得点を挙げ攻守にわたり活躍。チームのJ1昇格に貢献した。

2013年はJ1を戦うベルマーレの守備の軸として期待されるも2月に長期離脱。実戦復帰は8月まで遅れることとなった。それでも後半戦の川崎フロンターレとの試合では決勝点を決めるなどの活躍を見せた。遠藤の復帰後チームは一時巻き返すも結局1年でJ2に降格することとなった。

2014年もベルマーレに在籍することが決まった。シーズンを通じてベルマーレは強さを見せ、遠藤はその中心選手としてキャプテンの永木亮太らとともにチームを牽引。オフにはその活躍を評価され浦和レッズからのオファーが届いたが、これを断り2015年も湘南でプレーすることが決まった。

浦和レッズ
2015年12月23日、浦和レッズへ完全移籍することを発表した。

2016年2月24日、AFCチャンピオンズリーグ2016第1節のシドニーFC戦では途中出場して浦和レッズでのデビューを飾る。10月15日、Jリーグカップ決勝のガンバ大阪戦ではPK戦となったが、5人目のキッカーとして成功し、プロ初のタイトルを獲得した。

2017年4月1日、第5節のヴィッセル神戸戦で移籍後リーグ初得点を決めた。

シント=トロイデンVV
2018年7月21日、翌22日のセレッソ大阪戦を最後に浦和を退団し、ジュピラー・プロ・リーグのシント=トロイデンVVへ完全移籍することがクラブを通じて発表された。8月5日、第2節KRCヘンクとのダービーでデビューを果たすと、移籍後初得点を決めた。

VfBシュトゥットガルト
2019年8月13日、ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトへ2020年6月までの期限付き移籍することが発表された。11月3日、第12節のSGディナモ・ドレスデン戦で終了間際に出場し、移籍後初出場を果たした。

2020年4月28日、期限付きから完全移籍に移行することが発表された。5月28日、第28節のハンブルガーSV戦で、リーグ戦初ゴールを決めて2位浮上に貢献した。6月28日、最終戦のダルムシュタット戦では1-3で敗れたが、13節以降は出場停止の1試合を除き全試合に先発出場するなどレギュラーに定着し、2年ぶりの1部リーグ昇格に貢献した。また、独誌キッカー誌選出「2. ブンデスリーガ年間ベストイレブン」にチームで唯一名を連ねた。後に、遠藤が先発出場を重ねられた理由の一つに、チームメイトのマリオ・ゴメスが監督らに遠藤の起用を提言した事が挙げられている。10月30日、ブンデスリーガ第6節のシャルケ04戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出され、キッカー誌の平均点でMF部門においてトップに立った。11月26日には、契約を2024年6月末まで2年間延長をした。

2021年2月27日、第23節のシャルケ戦ではブンデス初ゴールを含む、2得点の活躍で勝利に貢献した。

日本代表

布啓一郎監督が率いるU-19日本代表に飛び級で 選出されていた。AFC U-19選手権2010では、平出涼と共にセンターバックで起用されたが、準々決勝のU-19韓国代表戦で「相手FWにほとんど競り負けてしまった」 と、3失点を喫する一因となり敗戦。FIFA U-20ワールドカップ・コロンビア大会の出場を逃した。

2012年には再びU-19日本代表に選出されAFC U-19選手権2012に出場。しかし準々決勝でU-19イラク代表に敗戦。FIFA U-20ワールドカップ・トルコ大会への出場を逃した。

2014年9月、手倉森誠監督率いるU-21日本代表アジア大会のメンバーとして選出。大会を通じてコンスタントに出場し存在感を見せた。

2015年7月23日、EAFF東アジアカップ2015に出場する日本代表メンバーに初選出された。8月2日の北朝鮮戦で代表初出場を果たした。

2016年、リオデジャネイロオリンピックの18人のメンバーに選出され、キャプテンとして3試合フル出場するも、チームはグループリーグ敗退となった。

2018年6月、ロシアワールドカップのメンバーに選出され、初のW杯メンバー入りを果たした。

2019年1月、AFCアジアカップ2019のメンバーに選出された。この大会、中盤の要として活躍してチームの決勝進出に貢献するも、準決勝で左太ももの裏を痛めて、決勝戦はベンチで試合を眺める事となった。決勝戦でチームは敗れて準優勝となった。10月10日、2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦で代表初得点を決めた。

プレースタイル

湘南と浦和では3バックの中央と右、日本代表や欧州移籍後はボランチを主戦場としている。2021年2月27日に行われたシャルケ戦では2得点2アシストをマークするなど、攻撃面での活躍も目覚ましい。2020/21シーズンはブンデスリーガでデュエル勝利数ナンバーワンを記録。体格の優る相手に身体をぶつけられても動じないボディバランスと、鋭い寄せでボールを奪う。

所属クラブ

ユース経歴

1999年 - 2004年 南戸塚SC
2005年 - 2007年 横浜市立南戸塚中学校
2008年 - 2010年 湘南ベルマーレユース(神奈川県立金井高等学校)
2010年 湘南ベルマーレ(2種登録選手)

プロ経歴

2011年 - 2015年 湘南ベルマーレ
2016年 - 2018年7月 浦和レッズ
2018年7月 - 2020年4月 シント=トロイデンVV
2019年8月 - 2020年4月 VfBシュトゥットガルト(期限付き移籍)
2020年4月 - VfBシュトゥットガルト

引用元:wikipedia

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